転職に必要な時間とお金はどのくらい必要か

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時期と時間

転職をしようと考えている人にとって大きな問題となるのが「転職にはどのくらいの時間とお金が必要になるのか」ということではないでしょうか。
多くの人が「年度変わりの4月から新しい会社で働きたい」とか、「12月にボーナスが出るから、そのボーナスを貰って、1月から新しい会社で働きたい」といった考えを持っていると思います。

しかし、転職活動にどのくらいの時間がかかるのか分からなければ、逆算して転職活動を開始する時期を決めることはできません。
同様に、どのくらいのお金がかかるか分からなければ生活に不安を感じ、転職活動をためらってしまうこともあるでしょう。
まず、転職活動に必要な時間ですが、最低でも3ヶ月は見積もっておくべきです。
しかも、これはあくまで企業に応募してから転職が決まるまでの時間であり、転職先を絞り込むための準備期間は含んでいません。
中には転職活動が終了するまで一年以上かかったという人もいますので注意が必要だと思います。

 

転職の流れ

転職活動の流れとしては、
「転職情報サイトに登録して求人情報をチェック」→「求人情報の中から条件のあった転職先を選定し応募」→「面接などの転職活動」→「内定」
というのが一般的ですが、この中で一番重要であり、一番時間がかかるのが転職先の選定です。
医療業界の転職求人は数多くありますが、その中に自分の条件に合致する案件が必ずあるとは限らないからです。

逆に、希望通りの条件の転職先が見つかったならば、一気に話を進めていく必要があります。
モタモタしていたら、せっかくの良い条件の転職先を他の人に横取りされてしまうかもしれません。
準備には時間をかけて慎重に転職先を見つけ、見つかったら短期決戦で転職を勝ち取るのが理想的でしょう。

ただし短期と言っても、上記のように応募から転職が決まるまでには3ヶ月近くはかかります。
一般的な企業では、応募から書類審査の合否決定までに2週間から1ヶ月、そこから最初の面接までさらに1週間から2週間、
そこから約2週間おきに2次面接・3次面接といった具合で、早い企業で2ヶ月、通常なら3ヶ月は必要となります。

転職を希望する方の場合、3社・4社と並行して転職活動を進めている場合も多いので、それ以上の時間がかかる場合がほとんどでしょう。
転職活動では退職準備期間も見積もっておく必要があります。
働きながら転職活動を進めている場合、円満退職に時間が掛かる場合があります。

 

お互いの会社の為に

特に重要なポストで働いていた場合などは引き止めに合う可能性も高くなります。
なるべく会社に迷惑をかけないように、担当業務の終了時期を見計らって退職をするなど、引継ぎに支障が出ないように心がけましょう。
次に転職活動にかかるお金ですが、これは働きながら転職先を見つける場合にはそれほど問題にはならないでしょう。

一方、退職後に転職先を見つける場合には、転職先が見つかるまで給料が入ってこないわけですから注意が必要です。
先ほど言ったように転職が決まるまで最低で3ヶ月、長い場合には半年から一年かかるので、その間の生活費や移動費などを捻出する必要があります。