非公開求人でワンランク上の転職を

一般公開されていない公開

医療業界だけでなく他の業界でも、通常は企業からの求人情報は転職情報サイトに公開されて、転職希望者にネットなどを通じて公開されます。
しかし求人情報の中には一般に公開されない、いわゆる「非公開求人」というものが存在します。

求人情報というものは公開されなくては意味がないように感じられますが、実際には一般に公開されない求人情報というものは数多くあるのだそうです。
非公開求人にはどのような意味があり、また、転職希望者はどのようにして非公開求人を手に入れればよいのでしょうか。
まず、企業が求人を行う際にその情報を非公開にするのには、いくつかの理由があります。
その一つが「同業他社に求人の内容や条件を知られたくない」という理由による非公開求人です。
たとえば、ある企業が非常に大規模で重要なプロジェクトを遂行するにあたって、他社の優秀な社員をヘッドハンティングする目的で求人をするとします。

この時、求人情報を一般に公開してしまうと、ライバル企業に自社の新規事業の内容や事業戦略を知られてしまうというリスクがあります。
また、求人条件を知られてしまうと、ライバル企業がそれ以上の条件を提示して、有望な人材を横取りしてしまうというリスクもつきまとうのです。
これは役員クラスの求人の場合にも同じことが言えます。

自社の情報を大切に

企業にとって重要なポストの求人を一般に公開してしまうと、企業内部の動きをライバル企業に知られてしまう危険性があります。
このように、他社に求人の詳しい内容を知られたくないときに非公開求人が行われるのだそうです。
また、リストラや社員の一新など、社員の解雇に伴う人員補充のために求人が行われる際には非公開で求人することがほとんどです。
社員の解雇を前提とした求人の場合、求人情報が表に出てしまうと企業が解雇を考えていることが社員に知られてしまいます。

これでは社内に不満が出てリストラが進まない可能性もありますから、このように社員に秘密裏に求人を行いたいときに非公開求人が行われており、
非公開求人は企業側の採用業務の効率化にも寄与します。
大きな企業の場合、求人情報を一般に公開すると非常に多くの応募があり、数百・数千という応募書類に目を通し、人材の選考を行うというのは非常に手間も時間もかかることです。
若干名の募集に際して毎回毎回そのようなことをしていては非効率極まりありません。

そこで、企業は求人を非公開にして基準を満たした特定の人材だけに募集をかけることで、採用に関わる業務を効率化しようとしているのです。
さらには、求人情報を公開する時間がないときにも非公開求人が行われます。
企業に急な欠員が出てしまい緊急に人員の補充を行う必要が有る場合、求人を一般に公開せずに、転職エージェントの持っているリストの中から条件に合う人材を雇用することがあります。

こうすることで無駄な時間や費用をかけることなく、スピーディーに人材の補充を行うことができるのです。
こういった非公開求人はもちろん転職サイトを探しているだけでは見つけることはできません。
非公開求人を持っている転職エージェントから紹介されることがほとんどなので、まずは転職サイトに登録することからはじめましょう。