三大疾病

日本人の死亡3大要因

三大疾患とは、日本人の死亡順位ワースト3を占める病気のことであり、がん・急性心筋梗塞・脳卒中の3つを言います。
これらの疾患は、入院すると長期化しやすく、医療費も高額になることも多いです。
このために、これらの病気を対象とした保険も数多くあります。

そしてこれら三大疾患は、初期症状は自覚がないことが多く、原因も生活習慣が関わることもあり、食生活やストレス、喫煙などが関係していると考えられています。

インフルエンザのように、何が原因かとはっきりとはわかっていないので、生活を気をつけていても発症することもあり、遺伝が関係するとも言われています。
発症すると、完治しにくい病気でもあるので、日本人の死亡順位ワースト3になっているのです。

ちなみに、日本人の死亡順位ワースト3を占めると言いますが、全体の55%ほどの死因となっており、年齢が上がるほど占める割合が多くなると言うのも特徴です。

入院や治療費用に関して

入院した場合は長期化するのが特徴の疾患ですが、たとえば脳卒中であれば入院日数は100日以上になることもあります。
がんや急性心筋梗塞では、入院日数は30日程度であり、こちらは比較的短いとは言えますが、1ヶ月程度は入院すると覚悟しないとなりません。

そして治療費用に関しては、がんでは種類にもより、胃ガンでは120万円程度、肺ガンでは110万円程度と、どのようながんでも治療費は高いです。

急性心疾患では1日約4万円程度トータルで85万円程度が必要であり、脳卒中では1日あたり2万円ほど、トータルで200万円ほどもかかります。
とにかく治療費用が高額になるのも、三大疾患の特徴であり、これは発生原因が特定できないのと、これといった完全な治療方法が確立されていないというのも費用を高くしています。

治療方法

三大疾患はどの症状であっても、発症したならば治療方法としては、薬物投与か手術が一般的です。
がんであれば手術によりガン細胞を取り除く、脳卒中であれば手術で脳内圧力を下げる、心筋梗塞であれば心臓の手術ということがあります。

しかし薬で症状を抑えられるような場合は、まずは薬物投与を行ないます。
特に症状が軽度であったり、早期発見出来たような場合は手術を回避できることも多く、三大疾患も如何にして早く発見するかが重要であり、早期発見するほど、死亡率を減らせます。

またがんに対しては放射線療法という方法もあり、これはガン細胞に放射線を照射して、細胞を破壊する方法です。
これによって、手術をしなくてもガン細胞を退治することが可能となります。
医療技術や新薬開発も進んでいるので、今後は新しい治療法が開発されたり、新薬が出来て効果的な薬が登場するなどするかもしれません。