がん

誰でも発症する可能性がある

がんの原因は特にこれと言ったことはわかっておらず、がん細胞が増殖することで症状は進行します。
三大疾患の1つであり、発症確率は男性で63%、女性で47%ととても高いです。
喫煙や食生活でなりにくくすることは可能ではありますが、完全に防ぐことは出来ません。

放射線療法や抗ガン剤治療、外科的手術などがありますが、完全に治すのは難しい病気です。
まだまだ不明な部分も多く、原因もはっきりとは特定されていません。
また勘違いしてはいけないのは、がんは他の人の感染するような病気ではなく、患者と接しても移る心配はありません。

がんは、体のどこにでも発症する病気であり、発症した部位によって名称が違ってきます。
細胞に出来るがんは、肺がん・乳がん・胃がんなどと呼ばれており、がんと名前が付かなくてもがんの病気の場合もあります。
たとえば、白血病や骨肉腫、子宮頸部上皮内腫瘍などもそうであり、悪性腫瘍全体を示す場合もあるのです。

良性腫瘍とがんの違い

がんは悪性腫瘍の一種であり、良性腫瘍とは性質が違います。
一度発症すると増殖を続けていき、増殖することはあっても止まることはありません。

そしてがんの大きな特徴であるのが転移しやすいということであり、発症部位から他の健康な臓器や体の一部にがん細胞が移動し、そこでまた増殖をしていきます。
また正常な細胞の栄養を奪い取るというのも、体にとってはとても害になります。

特にがんの発症部位によっては、転移スピードがとても早い場合もあります。
たとえどこかに発症したがんを、手術によって細胞や臓器ごと取り除いたとしても、すでに他の部位に転移している可能性もあります。
発見が遅れて末期状態だと、すでに体のあちこちに転移して、手の施しようがないということもあります。

がんにも性質が2つある

がんが発症しても完治する人がいる一方で、手を尽くしても治らない人もいます。
これにはがんが発症した部位や大きさには関係なく、がんの性質によりその人の運命を決定します。

大きく発症したがんであっても、ゆっくりと大きくなっていき、周囲の組織に転移することのない種類があります。
そしてもう一方で、どんなに小さく発症したがんであっても、すぐに転移してしまう種類があるのです。
ゆっくり大きくなるような種類であれば、助かる可能性も高いのです。

さらに悪いことに、早く転移するような種類のがんでは、手術して取り除くと、余計に悪性になり、休息に再発して命取りになることもあります。
このようながんでは、手術すると再発し、一気に体に広まり命に関わります。
手術をしなければ、もう少し長生きできていたというケースもあり、がんを扱うにはとても難しいのです。