耳すま症候群

映画を見たとの感傷的な感情

耳をすませばは、1995年にスタジオジブリが制作した映画であり、名作と言われています。
中学3年生のヒロインが同級生が夢に向かって進む姿を見て、恋をしているという物語です。
等身大の中学生の姿が表現されており、理想的とも言える青春時代が上手く表現されています。

この映画が好きな人も多く、何度も繰り返して見るような人も多いです。
実際に耳をすませばの映画を見ると、こんな青春を送りたいというように思う人も多いようです。
ただこれは映画の世界であり、猫のバロンも現実にはいるはずはなく、中学生時代にここまで人生について考える人はそうそういないでしょう。
もしかしたら、単純に恋愛映画だと割り切って見た方が、心には良いかもしれません。

耳をすませば症候群というのは、この映画を見た後に、感傷的な気持ちになることを言います。
映画を見た後にむなしい気持ちになる人が多いようであり、自分の人生は何だったんだろうか、見なければよかったというマイナスのイメージを持つのです。
今の世の中は決して生きやすい環境とは言えずに、準ず異な夢や恋に生きるのも難しく、そのような環境が、耳をすませば症候群を引き起こすのかもしれません。

一生懸命生きた青春を思い出す

耳をすませば症候群になるのは、はっきり元も子もなく言ってしまえば、くだらない単純な青春を送ってしまった、自分に原因があると言えるでしょう。

しかしながら、このような形の青春を送るような人はほとんどおらず、誰だってその時々を一生懸命生きていたはずです。
好きな人だっていて恋愛もして、将来の夢があり目標に向かって進み、部活やサークル活動をして仲間と一緒に大会を目指し、よく考えてみると素敵な青春だったかもしれません。

ただ耳をすませば症候群になってしまうのは、自分の人生と映画の主人公の人生を比べてしまうからというのもあります。
比べてしまうと上を見ることになり、上を見るということは下も見ることになり、キリがありません。

また今のあなたの人生を考えてみれば、苦労することもあるかもしれませんが、一生懸命に生きているはずであり、それを誇れば良いのです。
何か1つでも一生懸命やっていて誇れることがあれば、耳をすませば症候群のような気持ちは吹き飛んでしまうかもしれません。

もしも何も誇れるようなこともなく、一生懸命行なっていると言えないなら、これを機会に何か目標を立ててみても良いでしょう。
仕事の事でも良く、日常の生活の事でも良く、目標のお金を貯めるために一生懸命働いたり、資格を取得するために猛勉強したりと、何か行なう道を目指してみましょう。
耳をすませばの映画は、自分を奮い立たせる起爆剤として使えば、大きな目標への助けになります。